もうそろそろ正月気分も抜けてきた頃でしょうか。
サトーでは今日、鏡開きを行いました。
先日、仕事から帰った私に祖母がこう言いました
「サカモト(仮名)さんって若い女の人からアンタに電話があったよ、まだ帰ってないって言ったら折り返し電話欲しいって言ってたから電話してやりなさい。」
おかしいですね
私にそんな名前の知人はいませんし、そもそもかけてくる番号が変なんですよ。
我が家は二世帯住宅故に電話番号が二つあって、一つは昔から使っている番号で、今は祖母が使っています。
もう一つは私が生まれた頃に両親が作った番号で、今回かかってきた番号は前者でした。
仮にそのサカモトなる人物が私を知る誰かであったとしても、新しい方の電話番号にかけてくるはずなんですよね。
たまにかかってくるセールス電話の類であったとしても、その場合世帯主である父宛にかかってくるはずです。
さらに変なのが、折り返し電話くれと言っているにも関わらず、祖母は電話番号を聞いていないと言うんですよ。
まあ祖母は本当にそのサカモトさんが私の知り合いで、私が電話番号を知っていると思っていたようなので、わざわざ番号を聞くまでも無いと思ったんでしょうね。
じゃあ何の為の電話だったのよ?って話ですが、これ、振り込め詐欺の電話だったんじゃないかなと思うんですよ。
アングラな界隈で出回っている電話番号のリストから、××家(私の家です)へ電話→××家に○○(私の名前ですね)という息子ないし孫がいることを確認→
後日、私の名を騙り「○○だけど、トラブルが起きて現金がウン万円必要になったから振り込んでくれ」等と電話→祖母から金を受け取る
…という感じで。
折り返してくれーって言ったのもとりあえず波風立たずに電話を切る為なんじゃないでしょうか。
現に私も最初は、「サカモトなんて人は知らないけど、重要な事ならまた電話かかってくるだろうしとりあえず放っておこうかな…」
なんて考えていたので、怪しいと疑ってかからない限り気付かないと思うんですよね。
『電話番号リスト 売買』でググるとその手の業者(名簿屋って言うらしいです)が結構ヒットします。
不動産営業等、合法的なセールスの為の商材ですが、詐欺を生業とするタイプのアウトローが悪用してもおかしくないですからね。
振り込め詐欺の手口は年々巧妙になっていると聞きます。
我が家の場合は、毎日顔を合わせている孫の事なので祖母もそうそう引っかかる事は無いと思いますが、離れて暮らしていたとすると怖いですよね。
こんな田舎に詐欺電話なんてかかってくる事無いって~なんて思っていましたが、実際に標的になった(…と思われる)以上、もう他人事じゃないですからね。
暗い話になってしまったので、最後に焼いたモチの写真だけ置いておきますね。
それでは。