毎度毎度、遠出する度に思う事なんですけど
小田原駅って、地味に交通の便がいいんですよね。
JR一本で東京から埼玉、群馬まで行けますし
小田急一本で新宿に行けますし
新幹線が停まるので、西も東も爆速で移動できますからね。
普段は車移動が中心なので、中々恩恵にあずかる事は無いですが
旅行の時なんかは凄く助かってますね。
そんな訳で小田原から遥々2時間30分。
大阪に行ってきました。
朝から新幹線に乗れば、昼前には通天閣ですよ。
新幹線って速いですねぇ。
お昼ご飯は、社内の大阪有識者より強く薦められた、かすうどんを喫食しました。
大阪のソウルフードなんて呼ばれる事もあるようです。
ようするに関西系のうどんに揚げた牛ホルモンを載せた物なんですけど
関西系の出汁と油かすの旨味がマッチして、非常に美味でした。
次の目的地はなんばグランド花月です。(写真は撮り忘れました)
昼過ぎからの公演で、漫才やコント、吉本新喜劇を鑑賞しました。
生で芸人さんを観るのは初めてだったのですが、中々に良い体験ができましたね。
前回のM-1優勝コンビ、令和ロマンさんを筆頭に、かなり豪華な面子が揃ってたような気がします。
新喜劇ってのは……アレですね、存在はなんとなく知っていましたが
ちょっと、私の趣味嗜好とは合わなかったかな、って感じでした。
面白いな~って思うところも多かったんですけど、なんというか
天丼ネタ多過ぎじゃないですか……?
味付けの好みが西と東で違うとかはよく聞きますが
笑いのセンスとかも変わるんですかね?
お笑いを観た後は、道頓堀を歩いた先にある宿にチェックイン。
恐竜型ロボットがフロントで客を出迎えるホテル、その名も『変なホテル』です。
“変な”というのは“ヘンテコな”という意味ではなく
“変わり続ける事を約束する”的な意味を込めた名前だそうです。
ロボットの導入等でコストカットを図り、その分宿代を低く抑えているのだとか。
実際、チェックインもチェックアウトも完全無人で、
入ってから出るまで一度もホテルの従業員さんとは顔を合わせてなかったですね。
まぁ、恐竜型のロボットは充分変だと思いますが。
頭にHAPPY BIRTHDAYって飾りがついてましたし。
荷物を置いて身軽になったら、夜の街へ繰り出します。
晩ごはんに串カツを喫食。
私的に一番美味しかったのは、レンコンでしょうか。
適当に空いてる店に入って、
アルコールも入っていい感じになってきたところで、再度グランド花月へ。
昼の部を観に行った際、当日券が売られていたので買っちゃってたんですよね。
ZAZYさん主催の『なんそれ寄席』という企画でして
主催のZAZYさんや、令和ロマンさん、私イチオシの金属バットさんなど
勢いのある芸人さんが多く参加していました。
女性人気のある芸人さんが多かったようで、観客は殆どが女性の方だったような気がします。
ちょっと肩身の狭い思いをしましたが
それでも贔屓にしている芸人さんを拝めて、大満足でした。
寄席が終わったら飲み直しに行こうかな~なんて考えていたのですが、終わったらもうヘトヘトで
酔いが回っていた事もあり、宿へ戻ったらすぐに寝てしまいました。
2回も劇場へ足を運ぶとは思っていなかったので当たり前なんですけど
もうちょっと近い場所に宿を取れば良かったですね……。
2日目、チェックアウトを済ませた後、タクシーで大阪城へ移動しました。
電車だと地味に遠回りだったのですが、タクシーを使えば15分で到着です。
道頓堀もそうでしたが、外国の方が凄く多いですね。
日本人より多かったんじゃないでしょうか。
手に取って触れる火縄銃の模型が展示してあったので
構えてみたり、銃眼から堀の向こうを狙ってみたりしていたんですよ
で、この構造は~とか、友人に講釈を垂れていたら、近くにいたボランティア?の方から
声を掛けられたんですよ。
「Can I take a picture ?」
「えーっと、何ですって?」
「あ、日本人の方でしたか。なんか英語みたいなの話してるな~って思ったんですけど……」
どうやら、オタク感丸出しの会話は余所様からみると外国語みたいに聞こえるようです。
ちょっと凹みましたね。
そうそう、天守閣にターバン巻いてるインドの方がいたんですよ。
なんとなくステレオタイプなインド人のイメージっていうと、頭にターバンを巻きがちですが
実はシク教というわりかしマイナーな宗教の教徒にしか見られないスタイルでして
インド人の殆どはターバンとは無縁なんですって。
教育水準の高い層が教徒に多く、他のインド人に比べて海外進出の機会が多かったようで
それ故にインド人=頭にターバンみたいなイメージが定着したんだとか。
外国人に揉まれ、外国人に間違われながらの大阪城見学を終えたら
お昼ご飯にお好み焼きをいただきました。
中々の盛況振りで、席に案内されるまでに20分程待つ事になりまして
さらに席に着いてからも20分程待ちましたが、その甲斐もあって、大変美味でした。
最寄りの駅から電車やモノレールを乗り継いで、この旅の最終目的地
太陽の塔へ行きました。
以前どっかの美術館でみた岡本太郎氏の絵画に、えも言われぬパッションを感じまして
それ以来、いつかは観に行きたいな~と思っていました。
モノレールから見える太陽の塔、このサイズ感ですよ
怪獣映画でしか見られないシチュエーションに興奮を隠せません。
足元まで近付いてみました。
ウィキペディア曰く70mあるそうです。
大体ガンダム4機分ですね。
土曜日ということもあり、こちらも観光客でごった返していましたが
こちらは殆ど日本人でしたね。
海外の人的にはあまり魅力が無いのでしょうか。
内部を閲覧できるチケットを予め買っていたのですが、見学時間まで微妙に時間があったので
園内に併設されている民俗学博物館で特別展示『日本の仮面』展を見てきました。
古代から現代まで、日本各地の様々な儀式やお祭りなどで使われていた仮面が展示されていました。
常設展の方も見たかったのですが、時間が足りず断念。
太陽の塔、中はこんな感じでした。
怖くないですか?これ
子供泣いちゃいますよ。
中空になっている塔の内部には、『生命の樹』というモニュメントが設置されており
基部から頂上に向かって伸びています。
下の方には三葉虫みたいな太古の生物の模型があり、上に向かってどんどんと時代が経過、
恐竜や哺乳類が登場し、最終的にニンゲンへと至る進化の過程が表現されていました。
生命の樹をぐるりと囲むように作られた螺旋階段を上って鑑賞する事ができました。
色々あって旅行カバンを担いだまま行動していたのですが、ここまでの疲労とカバンの重さ、70mの塔を階段で登る負荷は中々の物でした。
この塔内、実はわりと最近まで非公開だったらしく
不定期に一般公開される事はあっても、抽選による人数制限があったりで
常設展示が始まったのは2018年の事らしいです。
建築基準法とか消防法とか、色々問題があったみたいですね。
これから先どうなるかもわかりませんし、見れるときに見とかないとですね。
太陽の塔から出て、じゃあ帰ろうかな~なんて考えていると
園内に蛍の光が流れ出しました。
私が塔内見学を申し込んだのが16時30分から17時の部で、万博記念公園の閉園時間も17時です。
要するに、私たちが塔を出るのと時を同じくして、
園内にいる多くの客がゲートへ殺到し、恐らく一番メジャーな移動手段である
モノレールの駅を目指すわけですよ。
それはもう、凄い混雑っぷりでした。
最近行ってないので記憶が曖昧ですが、
ディズニーランドの閉園時とかもこんな感じだったような気がします。
普段からこんな感じなのだとしたら、結構大変だなぁと思ったのですが
どうやらこの日に桜まつり的なのを園内でやっていたらしく
それ故に多くの人が詰め掛けていたようです。
屋台が沢山出ていたので、普段からこんな賑やかなのかな~とか思っていたのですが
そうでもないかもしれません。
後は新大阪駅から新幹線で帰るだけ、結構時間に余裕があったので
公園外の広場に座って、人が掃けるのを待ってからモノレールに乗りました。
ここもタイトなスケジュールにしていたら、新幹線に間に合わずピンチになっていたかもしれません。
のんびりと新大阪駅へ向かい、オミヤゲを調達。
駅弁と酒を買い込んで新幹線に乗り、私たちの旅は終わりました。
一泊二日でコンパクトに、のんびり楽しむつもりだったのですが
いざ行ってみると、結構忙しい旅行になってしまいました。
折角行くのだからと、少々詰め込み過ぎ感がありますね。
まあ、それも旅行の醍醐味かもしれませんが……。
都会の観光地だからか、どこに行っても人ばかりで
ニンゲン嫌い人混みが苦手な私にとっては中々ハードな体験でした。
道頓堀とか、凄い人だかりでしたからね。
今度はもっとこう、ヒトの少ない、僻地に行きたいです。
最後に、今後大阪に行くつもりの方へ
いや、太陽の塔に興味がある方へアドバイスを送っておきましょうか。
塔内の見学は事前予約制です。当日券もあるかもしれませんが、
ネットで買っておけばわりとスムーズに園内に入れます。
公園前や園内にコインロッカーがありますが、こちらも17時で閉まる為、
最後に塔見学を入れると、利用できなくなります。
私はコレのおかげで大荷物を背負って歩く羽目になりました。
思ったよりも見応えがあるので、半日くらいかけるつもりで行った方がいいかもしれません。
博物館とか美術館は隅々まで見たいよーって方なら、特にですね。
私は併設されている万博の博物館を、泣く泣くスルーしました。
要するにですよ、『万博記念公園行くなら早めの時間に行った方がいい』って事ですね。
それでは。