毎年幕張で開催されているユアサ商事様の展示会、関東グランドフェアに今年も行ってきました。
毎年ユニークな新製品が目白押しな展示会ですが、個人的に気になったのはコチラ
ルーファース製のLEDジャックロープです。
現場の照明と言えば大きな電球の投光器や、それにバルーンを被せた奴が主流ですが、あれだとどうしても明るさにムラができてしまいますよね。
こいつはロープ状にLEDが連なっていて、均等な光のラインを作り出す事ができるようです。
商社の営業さんに面白いから見てみて、と言われて見に行ったのですが、現物の明るさにはびっくりしました。
AIRMANさんのブースに行ったら、以前サトーの担当をされていた営業の方に会いました。
撮ってって!と言われたので、謎の使命感に駆られながら見ていて見つけたのがコチラ
とうとうコンプレッサにもリークガード(オイルフェンス)が付いたようです。
発電機は割と前からリークガード付が出回っていて、サトーでも徐々にリークガード付の物に更新されていますが、コンプレッサに標準でついている物は初めて見たかもしれません。
単に私のアンテナの感度が悪いだけでしょうか?
工場に入れる際なんかは油モレは御法度なので、こういった安全装備は嬉しいですね。
SAKAIさんの屋外ブースでは、自動ブレーキ付のタイヤローラのデモが行われていました。
マネキンが横たわっていますね。
あれ?
こいつ何処かで……
…
サトーの新商品発表会で、ブレーキデモの為に実戦投入されたマネキンでした。
そういえば見ないなと思っていたら、こんなところにいたんですね。
縁あってSAKAIさんにお貸ししていたのをすっかり忘れていました。
数々の死線を乗り越えた証であろう傷がいくつも残っている様子は、さながら歴戦の勇士といった所でしょうか。
彼はきっと、今日も何処かで自動ブレーキの性能を身を持って証明してることでしょう。
屋内では、センサ類とアンドロイド端末を使用した転圧管理システムが展示されていました。
現場の図面をPCで登録、クラウドに飛ばしたデータをローラーに取り付けたアンドロイド端末で受信し、センサーで転圧回数を計測
現場内の何処をどれだけ転圧したかを数値化する事ができるようです。
ローラー側の加工はかなり少なく、
この小さなセンサをローラーの定位置にボルト留めするのと、バッテリーから電源を取り出す為の配線処理くらいでした。
後はGPSのアンテナとか端末なんかはマグネットや吸盤でバチッと貼り付けるだけ。
凄いですね、これ。
ユーザー側で用意する図面データは既に工事に使用している規格の物でOK、端末の操作感もスマホに近く、特殊な技術の習得は不要みたいです。
今までオペレータの感覚や記憶頼りだった転圧の記録が、これ一台で座標と正確な数値のデータとして手に入るんですって。
他にも色々と見てきましたが、やはりICT関連の出展が年々増えているように感じますね。
一昔前ならサイバーパンクなフィクションのテクノロジーとしか思えないようなモノが、段々と実現しつつあるようです。
人間の脳が電脳化される時代もそう遠くないかもしれません。